(更新日:2007年7月2日)

先日、ジャガーのニューモデル、XKRに乗る機会があった。スーパーチャージャーを備えた4.2リッターV8エンジン搭載の、スポーティモデルで、クーペ(1330万円)と、コンバーチブル(1430万円)の2本立て。これは従来のXKに準じている。
試乗は、札幌から定山渓にかけてのコースで、初日はコンバーチブル、2日目はクーペに乗った。北海道はコンバーチブルを乗るのにぴったりの場所で、乾いた風が気持ちいい。

僕はどちらが好きかと言われたら、コンバーチブル(ただし幌はあまり開かないだろうなあ)だ。でもクルマとしてはやっぱりクーペのほうが剛性感があるように感じられる。
ジャガーではこのモデルを、「スポーティング・ラグジュアリーGT」と規定しているけれど、乗ってみると、けっこうあたりがやわらかくて、女性が運転しても、あるいは隣に乗せても、けっこう気に入るだろうという設定だ。
外観はメッシュグリルや専用のフロントバンパーさらに、ボンネットに切られたルーバーなど、見るひとが見れば、すぐに特別製だとわかる。かといって、子どもっぽくはない。
かといって、運転が楽しくないかというと、今回のXKの出来のよさがいい方向に作用していて、426馬力(ちなみにスタンダートのXKは304馬力)というパワフルなエンジンは、太いトルクを活かして安楽な気分でのドライブを許してくれるし、いっぽう、アクセルペダルを踏み込めば目をみはる加速力。山道でも気持ちよく操縦が楽しめる。

排気音のチューニングも上手で、基本的にジャガーの好みは低音のようだが、回転が高まると、高音成分が混ざってきて、「ヤル気」になる。この設定は「パイプオルガンみたいなもの」と、かつて担当の技術者から聞いたことがある。
スタイリングは見る角度によって、カッコよくも見えるし、いまいちなところもある。個人的にはクーペのリアスタイルが好きだけれど、コンバーチブルはきれいな内装とあいまって、ひとが振り向く豪華さがある。