(更新日:2006年12月28日)
前回にひきつづき魅力的なオープンカーモーガンの思い出について書きます。
僕が所有していたモーガンは2台。1台は4/4という2リッターのスリムなボディで色は赤。これは知人と共同所有していた。もう1台は別の知人のつてで入手したプラス8という、3.5リッターV8エンジン搭載車でこれにはさんざん苦労をかけられた。タイヤの径が特殊で探すのにとまどったがこれは楽しい部類に入った。たしかアメリカの知人に頼んで送ってもらったような記憶が。問題はそのあとである。
まず、ずっと車体カバーをかけられていたため湿気で木材が腐っていたこと。モーガンのボディは木製というのは都市伝説で実際はスチールなのだがトランクまわり、ドアまわりなど強度が必要でない部分にはウッドが使われている。そこばボロボロでドアがきれいに開閉しないなど走行に支障はないがどうも具合が悪かった。
それはまだマシなほうでギアが入りにくい(悪評ふんぷんのMOSS製のギアボックスだった)クラッチの具合が悪いそして最大の問題は突然のエンジンストールにあった。
ところでガソリンも腐るのをご存じだろうか?トロ〜として妙に甘いにおいになる。プラス8モーガンのカブレターに残っていたガソリンが腐っていたためそれをとりはずし知り合いの修理工場へ持ち込みオーバーホール。
そのあと、正月に首都高速を走っていたらカーブの出口で突然止まった。セルモーターは回るのだがエンジンが再始動しない。空いている首都高って混んでいるときより怖い。なにしろ飛ばすから。しかもコーナーの出口である。人生これで終わりかと思った。結局JAFを呼んで牽引してもらう羽目に……(涙)。
結局原因は燃料タンクにあった。内部のサビがキャブレターに詰まるのだ。そこで燃料タンク交換というオオゴトになった。こういう一連の出来事をポジティブに見れば古いクルマはこういうことをしている過程で人脈が出来てくる。おかげで僕もさまざまなひとのありがたさを身にしみて知りました。いまここで思い出しても感謝したくなるほどだ。
そしてモーガン、そのあとどうなったかというと僕がドゥカティ・モンスターを手にいれたので面倒みきれなくなりこれなら貰われていってもあまり迷惑はかけないだろうと知人にひきとってもらった。その後どうなっているかなあ。でもモーガン、また乗りたい。機会があれば将来買おうと思っている。
Long live british classics.
小川フミオ
(次回は2007年2月の更新予定です)